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【ドール】トラブるトレジャーハント編『またお会いしましょう』



千歳「──でも今回の事件といいますか、私を襲った犯人を当てるというのは大事の前の小事みたいなものですよ」

長門「……ん、どういう事?」

千歳「今回の一件、犯人グループの標的は私ではなくグラーンバーニアにあったからです」

長門「グラーンバーニアというのは、舞香ちゃんのお父様が社長の会社よね」

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千歳「加賀さんに聞いた話です。このトレジャーハントクルーズは、犯人を捕らえる為にあえて懐に忍び込ませた作戦だったみたいです」

長門「随分と思い切った事をしたわね」

千歳「犯人グループはその界隈では凄腕の泥棒だったらしく、加賀さん達も手を焼いていたそうです」

長門「あのマグマって人もかしら? あまり凄そうには見えなかったけど……」

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千歳「当初の予定では私ではなく舞香さんが参加する予定だったみたいで」

長門「でも舞香ちゃんは千歳ちゃんに参加権を渡したわね」

千歳「それが想定外だったらしいです」

長門「でも回りくどいやり方をしたわね。協力してほしいなら、直接頼めば良いと思うけれど」

千歳「あまのじゃくの舞香さんでは直接頼んでも来ない、という結論だったみたいで。どちらにしても来なかったわけです」

長門「という事は──。
1.犯人グループの目的はグラーンバーニアの宝を奪う事。
2.グラーンバーニアはその宝を最前線に吊るすという攻めの一手で、犯人グループを一網打尽にしようとした。
3.社長の娘である舞香ちゃんに協力要請したものの、実際に来たのは千歳ちゃんだった。
4.しかし千歳ちゃんの見事な推理力により犯人グループを追いつめる事に成功した。
5.残念な事に宝は持ち去られてしまった。
……大きく分けるとこうなるのかしら?」

千歳「そんなところでしょうね」

長門「──あ、そういえば千歳ちゃん宛に手紙が来ていたわ」

千歳「私に?」

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千歳「……これは、汐里さん!?」

長門「どういう事?」

千歳「とりあえず中身を読んでみます」

『親愛なる千歳さんへ
千歳さんがこの手紙を見ている時、私はきっと宝を盗み逃げてニンマリしていると思います。
まさかまさかの推理によって私もヒヤッとしました。
マグマ君が捕まったのも想定外でした。
また千歳さんと戦いたいです。
その時は……その時はきっと、また私が勝つと思います。
どうぞ捕まえてみてください。
捕まえられるものなら、ね。

最後に、短かったですが千歳さんとの一時は楽しかったです。
またお会いしましょう。』

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長門「……まんざらでもないみたいね?」

千歳「まさか。私は警察でもなければ探偵でもないです」

長門「そうね」

千歳「でも次に会う機会があれば──」


↓トラブるトレジャーハント編 完結。

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【ドール】トラブるトレジャーハント編『回想録』



千歳「──と、ざっくりですが私はこう思うのです」

長門「実際の真相は今となっては闇の中だけれど……」

千歳「そうですね。それが残念ではありますけど……一般の私達が、気軽に手を出して良いものではありませんでした」

長門「……そうね」

千歳「さて、とりあえず宝はどこから入ったのか? からいきましょうか」

長門「最初に鞄を受け取った舞香ちゃん。その後に千歳ちゃん。会場に着くまでに最低二回は鞄を調べていたはずだけど、その時に宝を発見する事はなかった。最後となる三回目で、千歳ちゃんが鞄の中の宝に気がついて、その直後に犯人に強奪されたのよね?」

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千歳「はい。宝を入れたのは間違いなく会場空母ショウカク外部で、汐里さんとセブンさんに鞄をチェックされた時でしょう」

長門「……ああ、確かに何かやってたわね」

千歳「知ってるのですか?」

長門「私もあの時、ダンボー状態で近くにちゃんといたのよ」

千歳「な、なるほど……」

長門「でも盗む宝を既に持っていたのに、わざわざ手放すかしら?」

千歳「結果論ですが、その方が彼らには盗みやすかった、と私は考えています。加賀さんが汐里さんとセブンさんを隊員と認識していた時点で、この二人にもきちんとした役割を受けさせたはずです」

長門「それがショウカクへのガイド役ね」

千歳「つまりこの時点で宝を持って逃げれば、十中八九、自分達が犯人ですと言っている事になります。だから二人は、加賀さん達の視線を惑わす必要があったはずです」

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千歳「──ショウカク外部で宝を鞄に入れられ、気づかずにいた私ですが、宝を入れた本人達は逐一私を監視していたはずです」

長門「最初は蝶野さんとかが騒いでくれていたおかげで、千歳ちゃん一人になる事がなかったものね。……あ、あと野茂さんと堀川さんもいたわね

千歳「ですが私が一人になった瞬間──」

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長門「宝を奪う為に行動に移した」

千歳「この時に私を襲ったのは汐里さんだったのか、あるいはセブンさんだったのかはわかりませんが……」

長門「……ごめんなさい。私が席を外したばかりに」

千歳「いえ。それで不特定多数の参加者がいたにも関わらず、私だけをピンポイントで狙ってきた。襲われて意識が戻った時に確信しました。ここまでピンポイントに狙えるのは誰だろう? と」

長門「なるほどね。ここまでの事を逆算すると、二人しかいなくなるわね」

千歳「ただ、この時の私はまさか犯人が二人だなんて考えてませんでした」

長門「………………(考えたく、なかったのかもね)」


↓あとちょっと……あとちょっと……。

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【ドール】トラブるトレジャーハント編『帰宅』



ひょんな事から私はトレジャークルーズに参加する事になりました。

私が会場に到着してから、すぐに仲良くなり、よく面倒を見てくれた六角汐里さん。

なぜか参加していた野茂さんと堀川さん。

クルーズの総責任者を務めていた加賀さん。

ダンボーというダンボールドールになって──原理は不明だけど──私を助けてくれた長門さん。

後々知った話だけど、加賀さん達と協力関係にあったという蝶野さん(実は刑事)と用心棒のエミヤさん(弓兵)。

この物語の犯人だったはずのセブン隊長──その姿は仮の姿でマグマという大泥棒だったらしい。

そして──。

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祐乃「千歳さん、おかえりなさい。旅行は楽しめました?」

千歳「あ、ただいま……です。すみません。なんか……」

祐乃「良いんだよ。たまには楽しまないとね」

千歳「そう言っていただけると」

祐乃「疲れたでしょう? 今日はゆっくり休んで」

千歳「……そうですね。そうさせてもらいます」

祐乃「おやすみなさい」

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長門「──千歳ちゃん」

千歳「あ、長門さん。クルーズ中はサポートありがとうございました」

長門「私は何もしていないわ。それよりも……いえ、まずはゆっくり休む事ね」

千歳「……はい」

長門「私も正直、混乱しているわ。千歳ちゃんが起きたら、その時に今回のお話を教えてくれる?」

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千歳「勿論。私もまだ頭の中の整理がついてないですが」

長門「じゃあ、おやすみなさい」

千歳「おやすみなさい」

──ひょんな事から巻き込まれた形になった私は、一体何を見てきたのだろう?


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【ドール】トラブるトレジャーハント編『決着』



マグマ「う、が……っあ」

ダンボー「オチタ?」

千歳「意外に呆気なかったですね」

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蝶野「見たかオラッ! アイムナンバーワンだ! ガタガタ言う奴はリングに上がってこいっ! 犬小屋にぶちこんでやる!!

千歳「最終的にこの人の発言も意味がわからなかったです」

ダンボー「イイワネ チョーノ」

千歳「……え?」

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加賀「──マグマを拘束しなさい。逃げられないように厳重にお願いするわ」

メビウス「了解しました! ほら、起きるんだ。歩けるか?」

マグマ「ふ、くっくっく……」

加賀「………………?」

千歳「どうかしたのですか?」

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加賀「……いえ。それよりも千歳さん。あなたには礼を言わなければいけないわね。あなたの的確な推理のおかげで、私達はこの"クルーズ最大の目的"を達成する事ができました」

千歳「当てずっぽうの仮説がたまたま大当たりしただけです。礼を言われるほどの事ではありませんよ」

加賀「ですが、やはり千歳さんがいなければ私達はマグマに出し抜かれていたでしょう。皆を代表して言わせてもらうわ。どうも、ありがとう」

千歳「……まあ、お礼を言われて悪い気はしませんね」

加賀「ふふ、そうですか。……もし今後、何か困った事があれば遠慮なく言ってください。今度は私があなたの力になりましょう」

千歳「それは──」

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隊員「──加賀総隊長殿。報告します!」

加賀「どうしたの? そんなに慌てて」

隊員「宝が……宝がありません……!」

加賀「なっ……!?」

隊員「そ、それともう一つ。宝も無いのですが、六角隊員の姿も、どこを捜しても見当たらないのです」

加賀「……まさか、マグマは囮だった!?」

千歳「………………汐里さん」


↓もうあと何話かでトレジャーハント編も終わりそうです。

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【ドール】トラブるトレジャーハント編『STF』



マグマ「トドメよ!

千歳「ほ、本当にこのままではやられてしまいますよ!?」

加賀「──千歳さん」

千歳「加賀さん?」

加賀「あの人を、信じましょう」

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蝶野「……危うく計画がパーになるところだったぞ」

加賀「やはり」

弓兵「全く君も意地悪いな。死んだふり、とは」

千歳「死んだふり?」

マグマ「なっ……!?」

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ダンボー「チャクチシタ マグマノアシヲ カニバサミノ ヨウリョウデトラエタワ!」

野茂「み、見事なタイミングでありますな」

堀川「あれくらい俺にだってできる!」

野茂「またまた~」

堀川「う、嘘じゃないぞ」

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──びたーん!

千歳「うわ……地味に痛そう……」

加賀「受け身をミスったわね。あの右手の巨大な槍が邪魔をしたみたい」

ダンボー「アッ ソシテ マグマノアシヲ ロックシテ──」

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蝶野「アスクヒム! ギブアップしろ、オラッ!!」

マグマ「ぐっ、ぐうぅぅぅ……!」

ダンボー「エスティーエフ ダワ!


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ピケ

Author:ピケ
2012/10/17 ドールデビュー!
初ドールはアゾン/ピュアニーモ魔女っ子みあ(白)
ツイッターでは miafun1017のアカウント名で活動中。
リンクフリーです。
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☆ブログ内の主な登場人物達
・祐乃=ユノ
・祐菜=ユナ
・祐音=ユネ
・千歳=チトセ
・舞香=マイカ
・夢幻=アリス
・朱葉=アヤハ
・七神=ナナカ
・長門=ナガト

撮影は2014/7/18よりNikon COOLPIX P100を使用。

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