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起章11~ガウ!~

 港町アマシーネを目指す、勇者とみあ。
 しかし、そんな二人の行く手を阻む者(ドール)があった。
 突然、襲ってくるナイフを、間一髪のところで回避する。

2013092817220000.jpg

「だ、誰だっ、こんな物騒なもんを……!」

 辺りを確認してみるものの、姿はない。

「勇者様……」
「みあ、気をつけて。姿は見えないが、俺達に向けられる気は相当なものだ」
「はいっ……!」

 再び襲い掛かるナイフを、剣で切り払う。
 それが最後の攻撃だったのか、ナイフの所持者は姿を現した。
 そして、ずっと沈黙したまま、二人を見つめていた。

2013092916160000.jpg

「……君が?」

 その問いかけに、銀髪のドールは無言のまま、首を縦に振った。

「俺達に攻撃を仕掛けてきたって事は、君は西側のドールか?」

 この問いかけには、首を横に振り否定する。

「じゃあ、君は一体何者なんだ!?」
「……私は。――私は、アークイーストの使者」
「アークイーストの使者……。なら俺達は仲間じゃないか、どうして攻撃してきたんだ?」
「――貴方達の、現在の力量を確かめる為です」
「力量を確かめる? 俺達は、5年前の戦争を終結に導いた。それで十分、強さの証明はできているはずだけど」

 クールな銀髪のドールだったが、この発現に少しばかり怒りをあらわにした。

「自惚れないでいただきたい。5年という年月は、西側を再建し、さらなる強さを持つには十分な年月なのです。つまり、過去の戦力など、情報として無いのと同類なのです」
「う、自惚れているわけでは……」
「ならばっ、現在のアークウエストと、東側の勇者における戦力差の、正確な分析をお教えいただきたい」
「それは……」
「そう、わかるはずもない。何故なら、貴方が過去に戦ったアークウエストと、現在のアークウエストは全くの別物なのですから」

 返す言葉も無かった。
 決して自惚れていたわけではないが、過去の戦いに比べて、覚悟が足りていなかったのは事実かもしれない。

「……君の言う通りだな」
「……ふっ。良いですか、西側は強力なドールウエポンを開発したという情報があります。我々にできる事は、未知のドールウエポンに対抗するべく、さらに腕を磨く事だけなのです」
「――よし、なら西側に行くまでの間に、レベルの一つでも上げていくぞ!」
「はい、勇者様!」
「……では、この私(わたくし)も勇者一行の仲間に加えさせていただきます」
「え、それは構わないけど、良いのかい?」
「はい、元よりそのような命令でした。私の任務は、勇者の手となり足となり、最善の手段を用いて敵を叩く事のみです」
「物騒な言い方だけど……まあ、良いか! 俺は……というんだ。よろしく!」
「私はみあです」
「私は……そうですね、サクヤとでも名乗っておきましょうか」

 こうして、勇者一行にサクヤという仲間が加わった。

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テーマ : ドール
ジャンル : 趣味・実用

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ピケ

Author:ピケ
2012/10/17 ドールデビュー!
初ドールはアゾン/ピュアニーモ魔女っ子みあ(白)
ツイッターでは miafun1017のアカウント名で活動中。
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☆ブログ内の主な登場人物達
・祐乃=ユノ
・祐菜=ユナ
・祐音=ユネ
・千歳=チトセ
・舞香=マイカ
・夢幻=アリス
・朱葉=アヤハ
・七神=ナナカ
・長門=ナガト

撮影は2014/7/18よりNikon COOLPIX P100を使用。

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