【ドール】神降ろしの巫女編『軌跡の宿題』

七神「――無事に終わったぞ。お前の中に存在した憑きモノは、安らかに成仏した」

祐音「斬られたような衝撃があったのに、身体には傷一つないですわ」
七神「腕の悪い奴が行えば、対象者の身体を傷つけるばかりではなく、心に深いトラウマを植え付けてしまう。――が、あたしは超一流だから安心しな」

祐音「ありがとう、ですわ。冷音を眠らせていただいて」
七神「それが仕事のようなもんだ。気にすんな」
祐音「……長い間、冷音はわたくしの中にいて、冷音がいる事が当たり前になっていたんですの。またわたくしは、一番最初に戻ったように、一人で歩んでいくのですわね」

七神「本当にそう思うか?」
祐音「え……?」
七神「お前は一人じゃない。冷音が消えても、冷音とお前が歩んだ軌跡は消えないからだ」
祐音「どういう意味ですの?」
七神「――それは」

夢幻「……ねねちゃん」
祐音「あ、夢幻! くっつかないでくださるっ、髪が乱れますわ!」
夢幻「……ねねちゃんすき」
祐音「あーっ、ほっぺたすりすりしないでー!」

七神「――それは、あたしからお前への宿題だ。答えがわかった時に、またこの時の話をしような」
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