四人目の適合者



??「――待ってください!」

ピケ「(かくかくしかじかである)……待ってって、君は一体?」

??「私は……」

ピケ「祐乃が知ってる人――?」


2013113013390000.jpg

祐乃「ううん。知らない人です」

ピケ「祐菜と祐音は?」

2013113013480000.jpg

ピケ「――って聞いてないし! まだ自分達の世界に入ってるよ!」

モブA「――いたか?」

モブB「いや……今度はあっちを見てみよう!

モブA「おう!」

祐乃「お父さん。何だかSPと思わしき人達が、こっちに向かってきてるよ」

ピケ「おいおい、めんどう事は勘弁だよ、マジで」

??「……くっ!」

ピケ「……? よし、祐乃ちゃん」

祐乃「はい?」

ピケ「祐菜と祐音を連れて先に帰っててくれないか。俺は後から合流するから」

祐乃「わかりました。……でもね、お父さん」

ピケ「うん?」

祐乃「いかがわしい事は許さないよ?」

ピケ「肝に銘じておきます……」

 ――というわけで、アイドル衣装を身に纏った不思議な少女を連れ、モブキャラ達から身を隠すように走り去っていった。




2013113013360000.jpg

??「ありがとうございます。助かりました」

ピケ「一生の恩としてくれたまへ」

??「それはないです」

ピケ「……。ところで、君は一体何者なんだ?」

??「あ、私、如月千早です。ちょっと髪型が違いますけど」

ピケ「えっ、如月千早!?

千早「声が大きいです!」

ピケ「あ、すみません……。でも、その如月千早が、一体なんでこんなところへ!?」

千早「実は私、新しい音楽の創造の為には、今までの自分の生活とは違う生活をする事によって、その経験から何か別の感性を磨けるのではないかなって思ったんです」

ピケ「ふ、ふーん、それで?(話が難しいわ……)」

千早「普段はアイドルとして活動しているわけですけど、スケジュールが忙しすぎて、新しいライフスタイルを体験するどころの話じゃなかったんです」

ピケ「そりゃ、如月千早ちゃんくらいの知名度になれば、暇な時間なんて無いだろうね」

千早「そこで私は、今日のライブに出演するという名目を利用して、お忍びの為に脱走する計画を立てたんです」

ピケ「そ、そうか、大きい会場だと人目がありすぎて脱走するどころの話じゃないけど、小さい今日みたいな会場なら脱走の確立は少しとはいえ高まるね。……っていっても、今日の会場もなかなか大きかったけど、千早ちゃんクラスなら小さく感じるのかな」

千早「少々、手荒な脱走になってしまいましたけど、その先で貴方を見つけたんです。どうでしょう? もし宜しければ、貴方の家に私を居候として置いていただけないでしょうか?」

ピケ「いいよ」

千早「えっ!? 意外と軽いですね……」

ピケ「ここは夢と希望のドールワールドだ。現実的な細かい事や、世知辛い事なんて存在しないのさ!」

千早「はあ……。なんともご都合主義な世界ですね」

ピケ「ねずみの王国で、現実的になってても何も楽しくないだろう?」

千早「そうですね!」

ピケ「ただ、いきなり如月千早が居候ってのも問題になるだろうから、ここは偽名を使っておこう」

千早「偽名、ですか?」

ピケ「そのあたりは任せておいてくれ。俺がとびっきり素敵な偽名を考えておいてやるさ」

千早「はい!」




2013113013510000.jpg

祐菜「あー、パパが浮気してるぅっ!

祐音「見損ないましたわ! この痴れ者が!

ピケ「いやちょっと待て。これには深い理由が」

祐音「浮気に大義名分など無用ですわ」

祐菜「祐乃お姉ちゃん的には、これはアウトでしょ!」

2013113013520000.jpg

祐乃「うーん」

ピケ「ゆ、祐乃? だって祐乃ちゃんは理由を知ってるもんね?」

2013113013520001.jpg

祐乃「普段は駄目だけど、今日は特別ね」

ピケ「……ほっ」

祐菜「祐乃お姉ちゃんがそう言うなら仕方がないね」

祐音「祐乃お姉様がそう仰るなら仕方がありませんね」

千早「あ、あの……大丈夫なんですか、この状況?」

ピケ「任せておけって。ここまで計画通りさ! ……多分な」

祐音「――ところで、この人は誰なんですの? あろうことか尊敬する如月千早さんの衣装まで真似て」

祐菜「へー、祐音は千早派なんだ。私は星井美希派だけど」

祐音「当然です。如月千早さんの歌は憧れですわ。星井美希も悪くはないですけど、あの方はアイドル色の方が強いですし」

千早「ありがとうございます」

祐音「何で、貴女がお礼を言うのかしら?」

千早「……あ」

2013113013530000.jpg

ピケ「まあまあまあ! 雑談はこのあたりにしておいて、自己紹介でもしようじゃないか」

祐乃「そうですね。私はこの家の長女の祐乃です」

祐菜「祐菜だよ! 役職は次女!」

祐音「祐音です。末っ子ですが、どう見ても次女の祐菜お姉様よりも才女ですわ」

ピケ「三人とも。彼女は色々と理由があって、家に居候する事になったアイドル志望の花子さんだ!」

祐菜「花子? 何だかトップになれなさそうな名前」

祐音「今時はもっとかっこいい名前にしないといけませんわ。例えば、如月千早さんみたいに」

千早「い、いえ、違います! 花子なんて名前ではないです!」

2013113013580000.jpg

千早「――私は千歳。そう、花子じゃなくて千歳です!」

ピケ「え、花子じゃ……グホッ!!」

祐菜「へえ、千歳さんかあ。それなら納得!」

祐音「如月千早さんみたいに、名前に千の文字が入ってるんですね。羨ましいですわ」

祐乃「よろしくお願いします。千歳さん」

千歳「――よろしく!」



というわけで、お迎えした如月千早さんは、我が家では千歳(ちとせ)と改名します。
この千歳という名前は、非常に使ってみたかった名前の一つで、今になってようやく使用する事ができました。
祐音ちゃんも言っていますが、千早と同じように名前に千が入っているというのがポイントになっています。
あと今回の記事、やたらと長くなっていまいましたね。
書く方も結構大変でした……。
最初の方に過去回想の為に「かくかくしかじか」を使っていますが、かく、かく、しかじか、と三つにリンクが分かれています。
もし宜しければ、過去記事もあわせて読んでいただけたら嬉しいです!

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ピケ

Author:ピケ
2012/10/17 ドールデビュー!
初ドールはアゾン/ピュアニーモ魔女っ子みあ(白)
ツイッターでは miafun1017のアカウント名で活動中。
リンクフリーです。
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記事のコメント、拍手コメントにてお知らせくださると嬉しいです。

☆ブログ内の主な登場人物達
・祐乃=ユノ
・祐菜=ユナ
・祐音=ユネ
・千歳=チトセ
・舞香=マイカ
・夢幻=アリス
・朱葉=アヤハ
・七神=ナナカ

撮影は2014/7/18よりNikon COOLPIX P100を使用。

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