覇章5~告白~

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「……はあ」

 たった今まで、サクヤと話をしていた部屋から出てきた。
 あおとは、放心した眼で外を見つめて、そのまま途方もなく歩くだけだった。

(これがサクヤ先生に教えてもらった真実……。駄目だ、僕には……あまりにも荷が重すぎる……)

 もしかしたら、サクヤと話をしない方が良かったのかもしれない。
 少なからず、今のあおとにはそう言う事しかできそうになかった――。

 ――それはほんの数分前の事。

「さて、では旅に出ているあおと君を呼び戻した理由を説明しましょうか」

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 サクヤは軽く咳をした。
 だが、それによって部屋の中は、少しだけ空気が引き締まったようにも感じられる。

「……確か、僕に教えておきたい真実があるって言ってたよね、サクヤ先生?」

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「はい、確かに」
「私は席を外した方が良いかな?」

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 フェイトは気を遣って、そうも言ってみたが、

「いえ、フェイトさんも聞いてもらって構いません。むしろ、個別にお話をしたいくらいです」

 と、サクヤはフェイトの退室を止めた。

「……まず、何から話しましょうか」

 サクヤは次の言葉に大分迷った後、静かに口を開いた。

「あおと君、フェイトさん、二人はこの世界の勇者の事を知っていますか?」

 二人は頷いた。

「そりゃ、サクヤ先生。伝説の勇者っていったら、知らない人はいないでしょ。僕が探していた伝説の剣――ドールソードの持ち主だった人」
「そして百年前にあった二度の大戦を終わらせた英雄」
「正しい認識ですね」

 サクヤは二人に微笑みながらも、さらに言葉を続けた。

「それでは、その勇者の仲間をご存知ですか?」

 二人は素直に首を横に振った。

「……そうでしょうね。勇者に関する書物は、そのほとんどが存在しないのですから」
「サクヤ先生は、どうして勇者に仲間がいるって知っているの?」

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「良い質問ですね、あおと君。単刀直入に言いましょう。それはわたくしが――勇者の仲間だったからです」
「――えっ?」

 当然だが、あおととフェイトは目を丸くしたのだった。


めっちゃ小出し回になってしまった。


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2012/10/17 ドールデビュー!
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撮影は2014/7/18よりNikon COOLPIX P100を使用。

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