第五話:食文化概論4

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舞香「日本の食文化の次は、世界の食文化をチラ見してこか!」

祐菜「はーい!」

舞香「えーと何々……世界各国の調理法は西洋料理、中国料理、エスニック料理に分けられる。そんで西洋っちゅうのは主に、ヨーロッパ、南北アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどなど……」

祐菜(本当に大丈夫なのかなあ、こんなんで……)

舞香「西洋料理の特徴は、パンを常食として、獣肉や鶏肉、乳製品、油脂、香辛料を多く使う事などが挙げられるみたいやね。

祐菜「パンを常食ですか!? お米が主食じゃないんですね」

舞香「その辺が世界の食文化の面白いところやねん。向こうの国の人からしたら、うちらの食生活の方が驚いたやろうしね」

祐菜「た、確かに……」

舞香「お次は西洋料理の歴史やね。――古代ヨーロッパ(紀元前500~600年)、ローマ人は小麦を粉状にした粥を主食にしていた。既にワインの製造もされていたようやね」

祐菜「舞香さんはワインとか飲めるんですか?」

舞香「うちはお酒には弱いねん。飲むとしたらテキーラとかその辺や」

祐菜「へ~。……ん、テキーラ?」

舞香「ローマ時代に入ると菜食から肉食に移行したみたいやね。あと美食家アピキウスラルス・マギリカという世界最古の料理本を書いたらしい」

祐菜「世界最古の本……。何だかロマンを感じますね!」

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舞香「ローマだけにな」

祐菜「……」

舞香「何やねん? 遊んでる場合とちゃうよ」

祐菜「ポカーン」

舞香「――中世ヨーロッパはコショウなどの香辛料貿易が活発化した時代で、タイユヴァンっちゅうフランスの宮廷料理人が食物譜っちゅう本の中で、ソースと香辛料の重要性を記したみたいやね」

祐菜「重要ですよ、ソースと香辛料!」

舞香「さて、長くなるからこの先畳むで!」

舞香「1533年にはフィレンツェの貴族メディチ家の娘のカトリーヌが、フランスのアンリ二世と結婚したみたいやね。当時はフランス料理よりもイタリア料理の方が発達しとったみたいで、カトリーヌ妃に同行したイタリア料理人に、イタリアの食文化がフランスの食文化に影響を与えたんやね」

祐菜「何か感動的というか、良い話ですねえ。ちなみに、どんなものがイタリアからフランスに伝わったんですか?」

舞香「主にお菓子作りの技術やテーブルマナーやね。

祐菜「勝手な偏見ですけど、イタリアよりもフランスの方がテーブルマナー良さそうに思いましたよ」

舞香「時代や時代。何でも時代のせいにしとったらええねん」

祐菜「もうこのノリも慣れてきましたよ」

舞香「15世紀以降は大航海時代を迎えて、アメリカ大陸が発見されたんや。その結果、新しい素材やチョコレートなんかが手に入ってフランス料理の発展に貢献したんや」

祐菜「何かが起こりそうな予感ですね!」

舞香「そやね。18世紀になると、フランスでグランド・キュイジーヌ(高級料理)なんて呼ばれる豪華な料理文化が開花したみたいや」

祐菜「よくわからないけど、グランド・キュイジーヌって響きが凄い!」

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舞香「でも日本が戦争やった時みたいに、フランス革命が起きてしまって王族や貴族が没落していった結果、雇い主を失った料理人達が街でレストランを開いたみたいやね」

祐菜「ユナ達の日常の中でも親しみ深いレストランですね!」

舞香「もしもフランス革命がなかったら、レストランの概念が無かったかもしれん。つまり、メイド喫茶とかの概念も無かったかもしれんな」

祐菜「IFな世界観ですけど、それはそれで怖いですね……」

舞香「20世紀には料理人のオーギュスト・エスコフィエ著書ル・ギード・キュリネール=「料理の手引き」の中で、5000種以上の料理を分類して、理論に基づいた古典料理の再構成を果たしたんや」

祐菜「5000って……どんだけ多いんですか」

舞香「そういう事やる人がおるから、うちらみたいな一般人が美味しいもんを食べられるんやから感謝せんといかんな。――そんでや、20世紀の後半にはフランスでヌーベル・キュイジーヌ(新しい料理)の運動が起きて、素材の味をいかした軽いソースの料理が日本にも伝わってきたんやね」

祐菜「ヌーベルってのは新しいって意味なんですね」

舞香「ん、そうみたいやね」

祐菜「以前、パパと一緒にF1モナコGP見てたんですけど、ヌーベル・シケインってところがあって、解説か何かでヌーベルってのは新しいって意味ですって言ってたのを覚えてたんですよ」

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舞香「ああ、そういえばヌーベル・シケインなんてものもあったなあ。趣味は多い方が博識になるもんやね!」

祐菜「いやあ、褒められると嬉しいもんですね!」

舞香「でも今はキュイジーヌの事をお勉強していて、シケインの事は勉強してへんよ」

祐菜「はーい」

舞香「最後は代表的な西洋料理のまとめやね。これでおしまいやから、頑張っていこか!」

祐菜「おーっ!」


国・地域=特徴=主な料理・食材

☆ イギリス料理=合理的で実質的。味付けも調理法もシンプル。
=ローストビーフ、フィッシュアンドチップス、プディング、紅茶、ビスケット、スコーンなど

☆ フランス料理=宮廷料理の流れを汲む。ソースの種類が多彩。
=トリュフ、フォアグラ、エスカルゴなど

☆ ドイツ料理=素朴、実質的。肉を煮込む料理が多い。
=ハンバーグステーキ、じゃがいも、ソーセージ類、バウムクーヘン、クネーデル、ビールなど

☆ スペイン料理=地域性。オリーブオイルを使用。
=ガスパチョ、パエリア、ガーリック、サングリアなど

☆ イタリア料理=季節性、地域性、家庭的。オリーブオイルを使用。
=パスタ料理、ピッツァ、リゾット、ティラミス、トマト、魚介や野菜料理、エスプレッソなど

☆ 北欧料理=保存性。燻製、マリネ、魚介の加工品。
=スモアブロ、さけ、にしん、スモーガスボード(バイキング料理)など

☆ ロシア料理=貯蔵性。身体を温めるものが多い。
=ボルシチ、ピロシキ、キャビア、アンチョビ、カーシャなど

☆ アメリカ料理=移民によって地域性が混ざり合った料理。
=ビーフステーキ、ハンバーガー、シリアル加工品など


舞香「ざっとこんなもんやね」

祐菜「うう……。また多いよお……暗記だよお……」

舞香「何言うてんのよ。まだまだ先は長いで!」

祐菜「もう嫌や~」

舞香「ほんじゃ次回までにまとめと休息をしっかりとっておくんやで! ほなっ、お疲れ~」

祐菜「お・つ・か・れ・さ・ま・で・し・た!」


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撮影は2014/7/18よりNikon COOLPIX P100を使用。

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